初めて猫を飼った方の中には、「猫のご飯の量って、どう決めれば良いの?!」と悩まれる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
かくいう私も、飼い始める前は「まぁ袋に書いてあるみたいだし、その通りにあげれば良いでしょ」などと思って楽観視していました。しかし、実際に飼い始めてみると合っているのか分からず、ネットで検索した覚えがあります。
ということで、今回この記事では給餌表の見方や、ご飯の量の計算方法について説明します。
記事内ではわりと細かい計算をしていますが、過剰に多かったり少なかったりしなければ、実際はそこまで気にしなくても良いと思っています。
何故なら、猫によって体質や運動量が違うからです。
カロリー計算はあくまで参考です。
日々猫ちゃんの体重を計り、体型を確認し、体重の増減や体型の変化に気をつけて見て、ご飯の量を変えてあげてください。
また、計算が面倒くさいので、下の方で計算式を埋め込んだExcelファイルを配布しています!
そもそも、どのご飯をあげたらいいのか?
猫の日々のご飯は”総合栄養食”をあげるべし!
猫に日常的にあげるご飯は、「総合栄養食」もしくは「栄養補助食」と表記されているフードが良いとされています。
「総合栄養食」は猫に必要な栄養素がバランス良く含まれているご飯のことです。
よくCMで見るような猫のご飯は、意外と「一般食」だったりします。
「一般食」は「おかず・おやつ」みたいなものです。
人間も「おやつ」だけを食べていたら、栄養が偏って不健康になります。
猫も「一般食」だけを食べていたら、必要な栄養が摂れなくなり、不健康→病気になってしまうかもしれません。
そのため、毎日のご飯は「総合栄養食」と書かれた物をあげるようにしましょう。
「総合栄養食」の場合、パッケージに必ず表記があります。
どこにも書いていなければ「一般食」ということです。
同じ名称、例えば有名な「モンプチ」でも、「総合栄養食」と「一般食」の両方タイプが出ていますので、「モンプチだから大丈夫!」と思わずに、しっかり確認して買いましょう。
また、子猫なら「子猫用」、シニア(大体7歳以上)なら「○歳以上」と書かれた総合栄養食を選びましょう。
成猫に比べて、子猫やシニアは必要なカロリーや栄養素が変わりますので、年齢に合ったご飯をあげることが大切です。
その他、避妊・去勢手術後用や、毛玉・下部尿路など悩みに対応したフードなどもありますので、必要なら合った物を選択してください。
ドライフード? ウェットフード?
【ドライフード】とは、水分量の少ないご飯のことです。
いわゆるカリカリ。水分量が少ないので、長期保存に向いています。
【ウェットフード】とは、水分量の多いご飯のことです。
いわゆる猫缶。上記のような袋に入ったパウチタイプもあります。
ドライフードに比べて早く傷んでしまうため、一度封を開けたら保存は利きませんが、猫に水分を摂らせることができます。
コストパフォーマンスは圧倒的にドライフードが優良です。
ドライフードは2kgなど大容量のパックも出ており、比較的安価で購入することができます。
しかしウェットフードは、「1缶で1食分」。成猫にあげるとなると、1日2~5缶ほど必要なこともあります。1缶100円前後となりますので、毎食ウェットフードをあげるとなると、かなりの金額になります。
しかし、ウェットフードはドライより匂いが立つせいか、食い付きが良いことが多いです。
また、猫は自分で水を飲みたがらないので、合理的に水分摂取をさせることができるのもメリットです。
どちらをあげるのが良いのかは、各家庭次第です。
猫ちゃんの好みもありますし、ご家庭の経済状況にもよるかと思います。
SNSを見ていると「基本的にドライ+1日1食だけウェット」「基本ドライ、たまのご褒美にウェット」と、両方あげている家庭が多いように感じます。
一日のご飯の回数は?
「朝に1日分のご飯をお皿に盛って終わり!」
というあげ方をしている人もいますが、基本的には1日数回に分けてあげるのが良いとされています。
生後4ヶ月程度の子猫だと、1日3~5回。
1歳過ぎた成猫だと1日2~3回といわれていることが多いです。
「平日は仕事でいないから、朝晩の2回に分けている」人が多い印象です。
ですが、ご飯の回数はなるべく多い方が良いともいわれています。
理由はご自分で「猫 ご飯 回数」などで調べてみてください。
仕事で家に誰もいない家庭も多いと思いますが、自動給餌機などを設置するなどして、回数を分けてあげるのがベターかと思います。
我が家は「飼い主が在宅勤務」+「うちの猫は元々小食」ということもあり、1日4回に分けてご飯をあげています。
ご飯の量の決め方
上では「日々のご飯には”総合栄養食”をあげよう!」ということを書きました。
では、本題の「ご飯はどのくらいあげれば良いのか?」です。
基本的に、フードのパッケージの裏に記載があります。
「○歳:1日○袋を数回に分けて与えてください」
「体重1kgにつき、○gを与えてください」
など、文章で書かれていることもあれば、表で描かれていることもあります。
猫の年齢(月齢)や体重によってご飯の量は変わります。
給与表の見方
ドライフード
上の画像はドライフードの給与表になります。
基本的には体重と年齢から、1日にあげる量を算出します。
例:【体重3kg】【年齢3歳】の子の場合…
「現在の体重」列、3kgの行→左「1~6歳」列から、「60g」/1日量
となります。
1日60gなので、ご飯を4回に分けていれば1回15g。
2回に分けていれば1回30gです。
じゃあこれが、ちょうどキリの良くない体重だったら、どうすれば良いの?という話ですが。
理詰めで計算すると、以下になります。
例:【体重3.8kg】【年齢3歳】の子の場合…
「1~6歳」で、3kgは「60g」、4kgは「75g」。
それぞれの差は、体重1kgにつき15g。
これを0.1kgずつに割ると、15g÷10=1.5g/0.1kg
体重3.8kgなら、4kgの75g-1.5g*2=72g/1日量
と、計算することができます。
子猫用のフード
こちらはドライフード(カリカリ)の「ロイヤルカナン キトン」の給与量の表です。
真ん中の「体重」の左側はドライフードだけあげる場合、右側はドライ+ウェットの両方をあげる場合の量です。
一番左の「月齢」と真ん中の「体重」を参考に、あげる量を決めます。
例:【生後3ヶ月、約1.7kg】の子の場合…
【月齢 3→4】の行
ドライフードのみ:左側 ドライ【61→66g】
ドライ+ウェット:右側 ドライ【36→41g】+ウェット1パック
となります。
もし「月齢のわりに、体重が重い」という場合、(書いていないので憶測になりますが、)体重を参考にした量をあげた方が良いと思います。体が大きいということは、その分を支えるエネルギーが必要になるということですので。
ただし、あげすぎは注意ですので、あくまで体重と照らし合わせた量を守ってあげましょう。
また、上の例で、ドライフード量が【61→66g】、【36→41g】と幅があります。
結局、この幅の中から、どのくらいの量あげればいいのか…という話ですが。
子猫の間(生後半年くらい?)は、食べられるなら最大量あげて良いのではないかと思います。
ものすごく元気で走り回ってカロリーを消化し、体も成長する時期ですので。
残すようなら範囲内で減らせば良いと思います。
一応、以下に理詰めの計算を載せておきます。
例:【体重1.3‐2kg】で【61→66g】
体重下限1.3kgなら、給与量下限の61g。
体重上限2kgなら、給与量上限の66g。
下限と上限の差は、体重0.7kg、給与量5g。
5g÷7で、0.1kgにつき、フード量を0.71g増減させる。
体重1.7kgの猫だと、体重下限1.3kgとの体重差は0.4kgとなりますので…
4×0.71g=2.84g
体重下限の給与量61gと合わせて、
61g+2.84g≒63.8g
よって、【63.8g】が、給与量。
これは1日量なので、1日の給餌回数で割って1回量を算出する。
1日4回に分けているなら…
63.8g÷4回=15.95g/1回
となります。が。
上でも書いた通り、子猫は成猫ほど気にしなくても良いかと思います。
(過度に超えた量をあげるのはダメですが)
とりあえず最小量をあげてみて、まだ欲しそうなら追加であげる。
最大量をあげてみて、大量に残すようなら少しだけ減らす。食べるようになったら増やす。
といったように、給与表の範囲で増減させるのが良いのではないかと思います。
子猫は日々大きくなりますので、体重を計り、食欲を見て決めてあげて下さい。
ウェットフード
ウェットフードもドライフードと同様です。
これは成猫用なので、3kg~となっています。
3kgの子なら1日3袋、4kgなら1日4袋。
3.5kgの子はちょうど半分の3.5袋。
4.5kgの子だと、4.25袋です。半端ですね。
1日3袋と書きましたが、上の方でも書いた通り、ウェットフードだけあげるとなると、かなりの金額になります。
そのため、ドライフードとウェットフードの両方をあげる人が多いのかと思います。
では、ウェットフードを1袋あげて、残りはドライフードをあげる場合。
ドライフードはどのくらいあげれば良いでしょうか?
ドライ+ウェットの併用の場合
上の項目で載せたように、ドライフードへの置き換え方法が書いていない事もあります。
その場合、下の項目「カロリーの計算方法」をご覧ください。
対して、下の画像のように、「パウチ+ドライの場合:1袋+45g」と書かれている物もあります。
また、下の画像のように、「本品1袋につき、(同メーカーの指定の)ドライフードの給与量約16gと置き換えてください」と、書いてあるものもあります。
例:パウチを1日3袋あげるところを、1日1袋+ドライフードにする場合。
「1袋につき、ドライフード約16gと置き換える」
・1日2袋分を、ドライフードに換える
→16g×2袋分=32g
1日、パウチ1袋+ドライ32g
となります。
で す が 。
「本品1袋につき、(同メーカーの指定の)ドライフードの給与量約16gと置き換えてください」
とも書いている通り、この量で置き換えられるのは指定のドライフードの時のみです。
ドライとウェットで違うメーカーを使用する場合の注意点
例えば「ドライフードは”カルカン”」「ウェットフードは”ロイヤルカナン”」のように、ドライとウェットで違うメーカーのものをあげる場合は注意が必要です。
意図せずして、猫が瘦せてしまったり、太ってしまったりする可能性があります。
それはフードのカロリーが違うからです。
そもそも1袋/1缶に入っている内容量が違う場合もあります。
同じ「1袋」でも、内容量は70gだったり、60gだったり、量が違うのです。
子猫用のウェットフードをいくつか比べてみましょう。
商品名 | 内容量 | 100gあたりのカロリー | 1袋あたりのカロリー |
ロイヤルカナン キトン | 85g | 95kcal | 80.75kcal |
フィリックス子猫用 | 70g | 83kcal | 58.1kcal |
カルカン子猫用 | 70g | 78.5kcal | 55kcal |
ピュリナワン 1歳までの子ねこ用 | 70g | 87kcal | 60.9kcal |
同じ内容量70gでも、含有カロリーはまちまちです。
さらに、ロイヤルカナンは内容量も多ければ、カロリーも高めです。
この通り、ウェットフードの内容量・100gあたりのカロリーはそれぞれ違います。
なので、上であげた例でいうと…
ロイヤルカナン キトン:85g(80.75kcal/1袋)の代わりに、
カルカン:70g( 55kcal/1袋 )をあげた場合…
80.75kca-55kcal=25.75kcal。
摂取カロリーが1日あたり25.7kcal少なくなる
ということになります。
この25.75kcalがどのくらいなのかというと、約0.9割。
ほぼ1割のカロリーが摂取できないということになります。
↓算出の長い計算。
ドライフードのロイヤルカナンキトンの給与表に従い、
生後5ヶ月2.3kgの猫にドライ&ウェット併用であげた場合。
1日の大体の摂取カロリーは…
ドライ48g(409kcal/100g)が規定量となるので
(409kcal÷100g)×48g=196.32kcal
ウェット1袋:80.75kcal
合計196.32kcal+80.75kcal=277.07kcal/1日の摂取カロリー
ウェットをカルカンにした場合、カロリー差は25.75kcal。
25.75kcal÷277.07kcal=0.09≒10%分
1日だけならともかく、9割のカロリーしか摂取できないご飯を続けてあげるとなると、少し不安になりませんか?
「大体」でご飯をあげていると、猫は毎日ちゃんと完食していても、カロリーや栄養が足りなくて痩せてしまうかもしれません。
逆に、カロリーを摂りすぎて太ってしまうかもしれません。
そのため、別々のメーカーのドライフードとウェットフードを使用する場合は、カロリーを気を付けて見た方が良いです。
パッケージにドライフードの置き換えが書いていない場合も含め、計算方法は下の項目で説明します。
カロリーの計算方法
ここでは1日に必要なカロリーの計算方法を解説していきます。
ウェット→ドライの置き換え量が書いていない場合は、一度計算してあげるのが一番良いと思います。
流れとしては、
・猫が1日に必要なカロリーを計算
→そこからウェットフードのカロリーを引く
→残った必要カロリーを、ドライフードのカロリーで割って量を算出する
少し面倒ですが、一番下の項目で簡単に計算できるようExcelも配布していますので、一度サッと目を通してみてください…!
しかし、直上で「1割減ですよ!」と脅したましたが、記事冒頭でも書いた通り、実際はそこまで気にしなくても良いと思っています。
下の項目で説明する計算式の問題もありますが、猫の個体差や、ライフスタイルの問題もあります。
人間でも太りやすい、痩せやすい、という体質があるように、猫も同様でそれぞれ体質が違います。
同じ体重でも毎日走り回る猫もいれば、動きたくなくて1日中ゴロゴロしている猫もいます。
当然、走り回る猫はカロリー消費が激しいですし、ゴロゴロ寝ている猫はカロリー消費も少なめです。
同じ量のご飯をあげていたら、走り回る猫が痩せるか、ゴロ寝猫が太るかのどちらかになるでしょう。
計算で出て来るカロリーとご飯の量は、あくまで参考値です。
日々猫ちゃんの体重を計り、体型を確認し、体重の増減や体型の変化に気をつけて見て、ご飯の量を変えてあげてください。
体型に関しては、「猫 ボディコンディションスコア」「猫 体型 確認」などで検索ください。
(猫のくびれとか肋骨とか触っても分からないので、私は動物病院に行った時に先生に聞いています。)
カロリーの計算式
カロリーの計算方法ですが、簡単なものから、√などを使った計算まで様々な式があります。
メーカーによって、獣医さんによっても使用している計算方法が異なります。
よく見るのは以下の式です。
- 70×体重(kg)×係数
- 体重の0.75乗×70×係数
- {(30+体重)×70}係数
- {(30×体重)+70}×係数
中でも私がよく見るのは②の乗数を使った計算です。
分かりやすく、①を使う方も多く見ます。
式の中にある係数とは、猫の年齢や太っている・痩せている、など個体で変わる数値です。
係数もサイトによって違うことはありますが、以下の表が一般的かと思います。
ライフステージ | 係数 |
標準体型の成猫(避妊去勢済み) | 1.2 |
標準体型の成猫(未避妊/未去勢) | 1.4 |
肥満気味の猫 | 1.0 |
高齢猫 | 1.1 |
4ヶ月未満 | 3.0 |
4~6ヶ月 | 2.5 |
7~12ヶ月 | 2.0 |
避妊去勢している猫ちゃんなら1.2。
でも太っているなら、0.8が係数となります。
猫に合った係数を式に当てはめて計算すると、1日あたりの必要カロリーが分かります!
さて、4つの式を見てお気付きの方もいるかと思いますが、「そこまで気にしなくても良い」と言っているのはコレです。
計算式が違う≒解が違う。ということは、算出されるカロリーの値も、式によって変わるわけです。
それぞれ計算してみれば分かるのですが、式によってだいぶ幅があります。
どの式を採用するかで1日の必要カロリーが変わりますので、固執する必要はない。
あくまで参考の値として考え、日々猫の体重や体型を見て、ライフスタイルに合わせて調節してあげるのが一番です。
では、例としてカロリー計算をして行きましょう!
①③④の計算式は簡単なので、ここでは複雑な②の計算式を使ってみます!
例:カロリー計算(体重2kg、生後4ヶ月の場合)
体重2kg、生後4ヶ月の場合。
計算式は【体重の0.75乗×70×係数】
係数は【4~6ヶ月:2.5】
2kgの0.75乗 × 70 × 係数2.5 ≒ 294.3kcal
電卓だと、体重2×2×2→√(ルート) →√ (ルート) →×70×係数2.5で計算できます。
iPhoneの電卓なら横向きにすると√が使えるようになります。
²√を2回押してください。
1日294.3kcalが必要なカロリーとなります。
これをフードのカロリーで割って、必要なご飯の量を求めます!
フード量の計算
フード量の計算方法
基本の計算方法は以下となります。
( 1日に必要なカロリー ÷ フードの100gあたりのカロリー ) × 100 = 1日あたりのフード量
では、例題で計算してみましょう!
前提条件は前の項目と同じにします。
体重2kg、生後4ヶ月。1日の必要カロリーは294.3kcalとします。
例2:ドライフードのみの計算
【前提条件】
体重2kg、生後4ヶ月。1日の必要カロリー:294.3kcal。
フード:100gあたり、420kcal
( 294.3kcal ÷ 420kcal ) × 100 = 70.07 ≒ 70.1g/1日
70.1gを、1日の食事回数で割って与える。
例2:ドライ&ウェット併用の計算
今回はウェットフードを1袋使い切る場合で考えます。
ウェット分のカロリーを引いて、残りの必要カロリーをドライで補う形です。
<[ 1日のカロリー量 - {( ウェットカロリー ÷ 100 ) × 内容量 }] ÷ ドライカロリー > × 100
【前提条件】
体重2kg、生後4ヶ月。1日の必要カロリー:294.3kcal。
ドライ:100gあたり、420kcal
ウェット:1袋80g(100gあたり76.3kcal)
<[ 294.3kcal – {( 76.3kcal ÷ 100 ) × 80g }] ÷ 420 > × 100
≒ドライフードの量は55.5g
55.5gを一日のドライフードをあげる回数で割って与える。
計算式見るのも嫌になりますね。
ウェットフードが「1袋あたりのカロリー」ではなく、80gしか入っていないのに「100gあたりのカロリー」しか書いていない場合、こんなことになります。
毎日同じフードをあげているなら、一度計算してしまえば計算し直す必要はありませんが…
ウェットフードの種類を変えてみたり、猫が成長中で体重が増えたりしていると、計算し直す必要があります。
(‘A`)メンドクセ
計算Excelファイルを作った!!
上の項目でカロリーやご飯の量の計算をしてみました。
そこそこ複雑で、いちいち手計算で面倒くさいです。
実は必要カロリー量を計算してくれるサイトもあります。
「カロリーの計算」や「1種類のフード」をあげる場合は、そちらを使用するのが手早いです。
「猫 ご飯 量 計算」などで検索すれば出て来ると思います。
ただ、ドライ+ウェットや、ドライを2種類混ぜる場合などは対応していないことが多いです。
少なくとも、この記事を書いた現在、当方ではその存在を確認できていません。
では手計算するしかないのか?
それは面倒なので、Excelで計算式を組みました。
面倒くさいので、Excelで計算式を組みました
こんな感じです。
もし必要な方がいたら、使ってみてください~!
黄色いセルの部分を変更すれば動くはずです。
(間違いや不具合がありましたら、問い合わせフォームより、そっとご連絡ください…)
ファイルの説明…
【できること】
・カロリー計算(②の乗数計算)
・ドライフード量の計算
・ドライ&ウェット併用の計算
・ドライフード2種類を混合して与える場合の量
・ドライフード切り替え時の計算(カロリー目安)
・ドライフード切り替え時の計算(給与量目安)
【使い方】
黄色いセルの数値を書き換える。
あるいは、セルにカーソルを合わせてプルダウンから選ぶ。
カロリー計算の式を変更したい場合、セル【D11】に係数より前の計算式を代入してください。
例)
=70*C2
=((30+C2)*70}
=((30*C2)+70)
など。
【注意点】
・カロリー計算は目安のため、メーカーが規定している量と、このExcelファイルで計算した量はイコールではなく、相違があります。
・計算で出た量もあくまで目安です。猫個体によっても適正量は違います。あげてみて体重の増減や体型を見て調整する必要があります。
・あくまで素人が個人で使用するために作成したものを配布しておりますので、使いにくい、見づらいことがあると思います。ご了承ください。
・間違いやバグを見つけたらそっとご連絡ください…
おわりに
猫を飼うのは地味に大変。
計算で頭が痛くなりますね。
繰り返しになりますが、上で計算したカロリーやご飯の量はあくまで参考です!
出てきた量をあげてみて、日々猫ちゃんの体重を計り、体型を確認し、体重の増減や体型の変化に気をつけて見て、ご飯の量を変えてあげてください。
SNSでよく見かけるのですが、昔から猫を飼っている人ほど、ご飯の量を気にしていないことがあります。
もしくは、複数飼いで「分けるの面倒だから、大皿にご飯を入れて自由に食べられるようにしている」と、一匹が食べている量を把握できていないことも多いようです。
そして、何かしらで病院に行ったら「太ってると言われてダイエットを始めた。1日のご飯の量ってこんなに少なかったんだ…」なんて体験談を、稀ではない頻度で見ます。
病院に行った理由が「肥満による病気」だった場合、日々の食事管理をしっかりしておけば、防げたかもしれないということになります。
「よく分からないから適当でいいや!」
「計算が面倒くさいから大体でいいでしょ!」
と思っていると、病気になる可能性もあります。
愛猫の体重とライフステージから導かれる、基準の量を把握しておくことは大事です。
適正な量のご飯をあげて、猫ちゃんの健康を守りましょうね!!